ふうせん

今日はとても風の強い1日だった

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やっと春が近づくいたと思いきや

やっぱりまだ冬

仕事の朝

起きて暗いのがとてもつらい。

 

最近とてもつらい

なにもかもがつらい

なんでも楽しむことが取り柄なのに

なにも楽しめない

楽しもうとしてるだけで

心の奥では

常につらさがある。

 

風が強かったせいか

店の前にあるハナミズキの木に

黄色い風船が揺れていた。

だれか手を離してしまったのかな

悲しかったかな…

 

なんとなく、外で作業をするたびに

その

ハナミズキの風船を眺めていた

すこし愛着もわいていた

 

何度目か見にいったとき

強い風が吹いて

その風船は空へと飛んでいってしまった

 

すこし悲しかったのだけれど

それよりも

その光景がとても美しく思えたのです。

 

誰かが失くしてしまった黄色い風船

悲しみを感じる光景だったのに

わたしは、その風船が自由になれたことに

青い空に吸い込まれていったその景色を

美しいと思いました

 

捉え方は人それぞれ

同じ出来事にも

どんな想いを寄せるかで

その景色の見え方も変わる

 

想像力

今の若者には欠けているとよく言います

いろんな経験をして

いろいろ感じるからこそ

豊かな想像力が生まれるのだと思います

たくさん辛い想いをした人は

誰よりも人の痛みがわかるでしょう

 

その風船は

誰かと別れてしまったのか

自由を求めて散歩中につかまってしまったのか

それは、わからないけれど

わたしは

空へと一直線に登っていった

あの黄色い風船は

自由を手に入れたのだと思います

 

思春期の青く未熟で幼かった頃

わたしは

人の痛みが誰よりもわかる人になりたいと思いました

そのうち

真の意味で優しい人になりたいと思いました

そして

本当に人に優しくするには

強さが必要だと思い

優しくて強い人になりたいと思いました。

 

わたしはまだまだ弱い

日に日に弱くなっていく。

あの頃の自分にあやまらなくちゃなー。

 

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朝は暗いけれど

日は伸びてきた。

早く春にならないかな

冬は好きだけれど

体に合いません。